埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター

スタッフ
レジデント
募集サイト

Saitama Medical Univ., Saitama Medical Center
Advanced Emergency Medical Service Center
Staff & Resident recruitment site

【レポート】第40回 第3回 REBOA戦略会議 gold standardに倣うべき点と守破離の”離”

ブログ

当センターでは、定期的に各専門分野の勉強会「外傷戦略会議」を実施しています。

今回は、当センターにおけるREBOA(内容要旨蘇生的大動脈遮断バルーン)の実績と今後の方針について、国内外の研究実績をもとに検討しました。

概要

前回(2022年9月実施)のREBOA戦略会議でも取り上げましたが、ワールドスタンダードとしてREBOAの使用はRTに比べて利点があるかもしれないものの、恩恵を受ける患者群の同定、REBOAの具体的なIndicationを定める必要があるという共通認識があります。

そのなかで当施設の外傷におけるREBOA使用実績は1例のみであり、今後の外傷におけるREBOA使用の判断、手技の習得機会等の検討を行いました。

結論(今回の提案)

①なるべく左上腕動脈アプローチへのconversionを

②-1 開放性⾻盤⾻折の重症例ではpelvic packingを厭わない

②-2開放性⾻盤⾻折の重症例ではREBOA留置も同時に⾏う

③産科待機症例で⼿技の習得を

④超重症例におけるprehospital REBOAの検討を

資料

外傷戦略会議の資料は、当ウェブサイトに公開されています。

「第40回 第3回 REBOA戦略会議 gold standardに倣うべき点と守破離の”離”」のダウンロードはこちら

第40回 外傷戦略会議の資料を見る

外傷戦略会議のアーカイブはこちら

発表者紹介

当発表をまとめた今本俊郎先生は、当センターの初療から集中治療、小児救急からIVRまで全般をカバーする医師。「すべてに対応できるオールラウンダーな救急医」でありつづけることをモットーに日々活躍されています。

スタッフインタビューでは、当センターの魅力に「学閥や年齢など関係なくディスカッションできる」とお話くださっており、今回の会議でも先生方との積極的な意見交換が印象的でした。

今本先生のスタッフインタビューはこちら

今回の内容を詳しく知りたい方、救急救命の最先端について興味のある方、ぜひお気軽にカジュアル面談をお申し込みください。

カジュアル面談・施設見学のご予約フォーム