ER
ERチームは、初期診療・病院前診療・ドクターヘリを担当し、内因性疾患症例では主治医として退院まで担当します。外傷症例ではMTP(Massive TransfusionProtocol)を用いて、チームリーダーとして他科を牽引します。ドクターヘリでのプレホスピタル輸血やECMOの導入、フィブリノーゲン製剤3gを積極的に取り組んでいます。
【スタッフ】安藤・中村・園田
ICU
ICUチームは年間1200例のICU入室患者の集中治療を行います。”Simple is the Best”を掲げ、エビデンスに基づく診療を実践しています。私たちは、重篤な患者さんを救命するだけでなく、「頸髄損傷完全麻痺だけど、抜管して食事させたい」「人工呼吸が必要だけど歩かせたい」といった各チームの思いを実現することを使命としています。
【スタッフ】大井・平松
脳外科
当センターで診療にあたる頭部外傷患者は新生児〜高齢者まで、軽症〜最重症まで様々です。また、搬送されてくる患者様は多発外傷を有していることが多く頭部外傷以外の診療も行い、外傷外科医として多発外傷のマネジメントを行なっています。ドクターヘリに搭乗しプレホスピタルにも参加します。後遺症に繋がりやすい頭部外傷において救命だけでなくその先の機能予後を見据えた診療を行なっています。
【スタッフ】村瀬・安田
外科
外科チームは当センター入院症例の手術、カテーテル、内視鏡、透視下処置など、様々な処置を担当しています。主に体幹部外傷手術がメインになりますが、内因性の重篤疾患も対象です。私たちは、Damage Control Surgeryが趨勢を占める日本で、Definitive Surgeryを原則としています。必ず手術室で、定型手術に準じた術式で戦っています。近年では鏡視下手術の割合も増加傾向にあります。
【スタッフ】澤野・大河原・松田(真)・坂本・今本・平埜・米津
整形外科
当センターの手術は整形外傷が9割以上。整形外傷だけで年間1000例を超える手術件数は国内随一です。2019年の脊椎手術は300例を超えました。多くの症例と実績から頸髄損傷完全麻痺の患者さんが動くようになる。歩くことは絶望的だったのに、歩けるようになる。そんな奇跡を起こしてきました。重度四肢外傷においては救肢を目指しています。それを実現するための高度な技術や診療体制・術後管理を牽引しています。
【スタッフ】井口・森井・上田・八幡・上村・高橋・松田(浩)・太田・赤川・中山
IVR
2018年より救命センター単独で緊急カテーテル対応を開始しました。まだ少人数ですが院内全てのカテーテル症例に対応できるよう体制を整えています。主に救命センター入院の患者さんに対してIVRを行なっていますが、産科出血・消化管出血・術後出血など他科の緊急症例にも、積極的に対応しています。2019年は外傷IVR78件・産科出血10件・消化管出血6件・HCC破裂4件・腹部内臓動脈瘤3件・その他14件対応しました。
【スタッフ】松田・今本・平埜・米津